「フジの社員は“文春ひどい”と騒いでいる」 フジテレビの窮地に「菅田将暉もドラマ出演を断った」
「菅田将暉から断られた」
先行きの見えない現状を憂えているのはフジの社員だけではない。
「4月から『サンドウィッチマン』のバラエティーの新番組が始まる予定になっているのですが、彼らは周囲に“何も決まっていないんですよ……”とこぼしているようです。スポンサーが付いておらず、予算もないから2週間に1回のロケで2本撮り、といったハードなスケジュールになりそう、とのことです」(前出のフジテレビ関係者)
ドラマ制作の現場にも影響は及んでおり、
「来クールのドラマのロケ地として押さえていた場所から急きょ、断られる、といったことが起こっています。さらには、キャスティングしていた俳優からも出演を見合わせる動きが出始めています。具体的には、菅田将暉から断られたそうです。今、フジのドラマに出たら印象が悪いから、ということなのでしょう」(同)
「CMが全く売れていない」
さらに、
「今はまさに4月から10月のCMをセールスする期間に当たります。しかしこれが全く売れていないのです」(前出のフジテレビ関係者)
大手広告代理店元社員で桜美林大学准教授の西山守氏が言う。
「テレビCMにはタイムとスポットの2種類があります。タイムは番組に付くスポンサー枠で、スポットは企業側が予算に合わせて柔軟に出せるものです。4月クールのタイムの契約は2月末ごろまでには済ませている必要がある。つまり、3月末にフジテレビにとってプラスとなる内容の第三者委員会の調査結果が出たとしても“もう遅い”ということになるのです」
4月以降、フジのテレビ番組からCMが“消える”可能性があるわけだ。
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