「ラブストーリーは突然に」「星に願いを」も飛び出す小室佳代さんエッセイに宮内庁の反応は

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2017年を機に人生が大きく

 秋篠宮家の長女・眞子さんと結婚した小室圭さんの母・佳代さんが“自伝エッセイ”『ブランニューデイ あたらしい日』(内外出版社)を2月6日に出版した。最悪のシナリオとしてこれまで表沙汰になっていない秋篠宮家絡みの暴露を宮内庁側は警戒していたとされるが、実際はどうだったのか、その受け止めについてお伝えする。

〈小室圭さんの母が語る〉というスタンスの同書は文字通り、佳代さんの半生が描写されている。ドイツ家庭料理での修行を通じて学んだことを活かして行ってきた食育や圭さんら家族との関わり方、そして圭さんと眞子さんとの婚約報道後などがつづられている。

「“穏やかな日常が、2017年を機に人生が大きく変わっていく”ことが事前情報で予告されており、どんな暴露があるのか戦々恐々とは行かないまでも宮内庁内では懸念材料ではありました」

 と、担当記者。

ブランニューデイでしょ?

「もっとも、宮内庁幹部らは出版前からそこまで深刻にとらえている雰囲気はなく、“ブランニューデイでしょ?”みたいな感じで軽く口にする場面もありました。本当に深刻な問題ならばそういう反応にはなりません。一方で、現場からは以前からかなりの危機感があり、何が書かれているのか情報収集を行っていたようです」(同)

 佳代さんをめぐっては2017年末に元婚約者との間に金銭トラブルが存在することが報じられ、佳代さんは沈黙を守ってきたという経緯がある。

「今回、秋篠宮家や眞子さんといった具体名は1度も登場せず、眞子さんは“配偶者”という表記をされていました。さらに金銭トラブルへの言及もなかった。かなり秋篠宮家側に気を遣った印象を受けましたね。出版前に佳代さんが圭さんに相談せず、勝手に出したとの報道もあったようですが、それはないようです。圭さん、そして眞子さんにも事前に伝えていたのは間違いないとのことです。実際に読んだ印象としても、これであれば圭さん夫妻から物言いがつくことはなかっただろうという感じです」(同)

宮内庁側が警戒していたのは

 宮内庁側が警戒していたのはどうやら佳代さんの「反撃」だったようだ。

 2022年5月、秋篠宮さまに直接取材したジャーナリストが、その肉声をまとめた書籍『秋篠宮』(小学館)が刊行された。秋篠宮さまへの37回に及ぶ取材を重ねたと訴えるだけあって、いわば秋篠宮さまがお墨付きを与えた1冊とされている。皇位継承順位1位の立場である皇族が心のありようを明かした前代未聞の書籍でもあり、その中には、小室さん母子に対して厳しく映る接し方も描写されていた。

「同書によると、秋篠宮さまは母子に対して、国民の理解を得て結婚するためには丁寧な説明が必要だということを繰り返し説明されていましたね。そのために母子と直接面談の機会を何度も持ったたともありました。そういった秋篠宮家との関係で“佳代さん側の視点”が出てくると厄介だなぁというのは宮内庁内にあったようですね」(同)

 実際にはそれどころか、秋篠宮家の名前すらなかったのは前述の通り。

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