「心証は悪い」「ハードル高いが諦めず」 斎藤兵庫県知事の公選法違反をめぐるガサ入れの背景にある捜査当局の思考

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ブレーンがいない

「今後、当局は主としてメルチュ側から押収したスマホの中身などを解析し、事実関係を整理していくはずです。代表は当局の任意の要請に十分に応じなかったことから心証が悪いのは間違いない。弁護士をはじめとしたブレーンがいないのではないかともささやかれていますし、知事側とも連動できていない、あるいはしていない様子がうかがわれるとのこと。さらにスマホ内の情報を削除するなどして隠蔽工作を行っている可能性も否定できないと言われています。もちろん、その行為自体、当局から追及の的となるわけですが」(同)

 立件の可能性について当局はどう見ているのか。

「“まだ諦めていない”といった印象です。ただ、どうしても立件したいという意思があるというよりも、“まだやれることはある”というニュアンスでしょうか。代表自身が以前に認めていたように行った活動はかなり精力的で、そこに報酬が発生していても何ら不思議ではない。問題は、それを裏付ける証拠が出てきて、実際にやり取りが認められるか否かということでしょうね。立件までのハードルは高そうな印象です」(同)

デイリー新潮編集部

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