フジテレビの株価が爆上がりしている意外な理由とは? 社員も「不可解と言うほかない」
経営刷新の期待感が
しかしそれが皮肉にも、今回の騒動をきっかけに一変したのだ。
「“今のフジテレビ上層部は一掃すべき”との世論を受けて、一気に経営刷新の期待感が高まりました。この機会に、放置されてきたPBRも1以上に“正常化”されるとみる投資家は多いでしょうね」(森永氏)
PBRが1以上に戻るとはつまり、低迷していた株価が資産価値に対応したラインまで上昇することを意味する。投資家からすればおいしい話に違いなく、買いが殺到したのもうなずける。
公認会計士の川口宏之氏はこう補足する。
「若く優秀な経営陣に代われば、会社を成長させるアグレッシブなことをやってくれるかも、所期する人は多い。人事改革は不安要素でもありますが、現状のフジ・メディアHDにとってその程度、懸案事項とは呼べないでしょう」
2月13日発売の「週刊新潮」では、株価伸長のさらなる理由についてより詳しく報じる。
また、関連記事【「菅田将暉もドラマ出演見送り!」 進退を聞かれて「お前らが辞めろ」と開き直るフジ・日枝久氏が社内に与える混乱】では、“フジのドン”と称される日枝久(ひえだひさし)・取締役相談役が辞めない理由や、菅田将暉もドラマ出演を辞退することになったというフジテレビの現在の悲惨な状況について報じている。
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