「裁判長に恋しちゃいそう」 名古屋「女子大生頂き女子」が執行猶予を勝ち取った後、被害男性の前で言い放った無反省な言葉

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6~7人の傍聴人がいる前で…

 だが、Aさんにとって残念な結果に終わってしまった。

「他の被害者はみんな示談。私一人がたった50万円の被害を訴え続けたところで思いは法廷に届かなかったということです。他の判例を調べたところ示談が成立している場合は執行猶予付きが相場だとわかっていたので、仕方ないと思いました。ただ、安易に示談しないで良かったと思っています」(Aさん)

 判決の言い渡し後、廊下で加藤被告の“本音”を耳にしたからである。

「法廷前の廊下で6~7人の傍聴人たちとエレベーターが来るのを待っていた時です。遅れて法廷から弁護士と一緒に出てきた加藤被告が、弁護士に弾んだ声でこう話しかけたのです。『裁判長に恋しそう〜。もうどうにでもなれって思ってたから』。弁護士は黙って苦々しい表情をしていましたね」(同)

 太々しい発言はそれにとどまらなかった。その後、裁判所を出た加藤被告は外で待ち受けていた地元テレビ局の直撃取材にこう答えた。

「妥当な判決だったと思います」

――被害者についてはどう思っていますか?

「答えるつもりないです」

 テレビに映る加藤被告は笑っているように見えた。

10歳以上離れた女性を選ぶのはやめました

 Aさんはこう続ける。

「彼女は被告人質問で『示談が成立した人から受け取った手紙に宥恕の言葉が入っていたので、チャンスをいただいたと思って頑張りたい』などと話していましたが、本心から反省しているとは思えません。本当は謝罪を受け入れて許したかった。それが心残りですが、彼女のことは忘れて前に進もうと思います」

 今もマッチングアプリは利用し続けているという。

「懲りたので10歳以上離れている女性を選ぶのはもうやめました。頂き女子の話がこれだけニュースになっていても、今も登録者のうち半分くらいが怪しい人たちです。不動産営業を仕掛けてきたり、飲み屋でたかられたり…。ただ出会いの場として頼らざるを得ない。いつかいい出会いがあることを信じてこれからも頑張るつもりです」(同)

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