「大物芸能人が消えた」が続発する理由とは? 松本人志、中居正広、フワちゃん、生島ヒロシ、小島瑠璃子……罪と罰の関係は
炎上で戻れず
「ひとことで言えば炎上、正確に言うと大炎上ではありますが相手は芸人。フワちゃんは謝罪し、やす子もこれを受け入れて水に流すスタンスを見せましたが、フワちゃんの投稿が誹謗中傷とみなされたことでいくら謝罪しても許されないというスパイラルに入ってしまった印象があります。番組やCMは本人のキャラに期待して出演依頼をしてきたはずなので多少の脱線は認められるはずなのですが、“やってはいけないミスをした”との判断をして彼女に手を差し伸べることができないのでしょう」(同)
サウナ事業を経営する配偶者の不慮の死にみまわれた小島瑠璃子も少し前まではバラエティ番組に欠かせないキャラの1人だった。レールから外れたのは既婚男性との略奪不倫報道で、その後に破局を経て中国進出、事務所退所、実業家との結婚・出産を経て今回の悲劇に遭遇した。
略奪報道で戻れず
「当時交際が報じられた男性は今回、略奪を否定するコメントを出しました。もちろん実像がどうなのかはよくわかりませんが、視聴者以上にスポンサーの目を気にせざるを得ないバラエティ番組だと略奪不倫のイメージはなかなか厳しかったはず。小島は当時、大手のホリプロに所属していましたが、それをもってしても……というところでしょうか。小島は事務所を辞めて中国に活路を見出そうとするのですが、コロナ禍もあってうまく行きませんでした」(同)
自ら蒔いた種とはいえ、「干され続けたここ数年」と言えるのかもしれない。
「“イメージが悪いから使えない”というのは常套句ですが、不倫とか浮気とか略奪みたいなことはそこら中にあり、それらはいずれも当事者間の問題であることがほとんど。“サレ”た立場としては一生許すことができないのかもしれませんが、一方の当事者が略奪を否定していますし、干され続けるというのも酷な話だなとは感じています」(同)
薬物その他、刑事事件の被疑者となった人物が復帰してきた際には「芸能界は甘い」という声がよくあがる。「一般企業ならこんなことはない」と。
奇妙なことにいったん起訴されたり、刑に服したりした人物のほうが復帰しやすく、刑事事件の罪に問われていない人物のほうが消えたままという傾向すら見られるようになった。芸能人本人や事務所の危機管理能力が運命を左右する時代だと言えそうだ。
唐突に引退を表明した中居の今後については、関連記事(「総資産は20億円以上」「不動産で14億円近い利益」 中居正広は引退後どのような生活を送る? 「裏方として芸能界と関わる可能性も」)に詳しい。
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