「大物芸能人が消えた」が続発する理由とは? 松本人志、中居正広、フワちゃん、生島ヒロシ、小島瑠璃子……罪と罰の関係は
いきなりのレッドカード率
近年、トラブルなどの報道を受けた大物や売れっ子の芸能人があっという間に表舞台から消え、その後戻ってこない、あるいは戻ってくることができないケースが続いている。
ネットなどで芸能ニュースをチェックしていない人からすると、急に目の前から消える、いわば「大物芸能人蒸発」現象が多発しているのだ。時にはたった一度の炎上でフェイドアウトというパターンもあり、現場からもある種の違和感が噴出してきているという。
【写真をみる】大豪邸だけではなかった! “フジのドン”日枝久氏の「3億円超」超高級マンション
松本人志、中居正広、フワちゃん、生島ヒロシ、小島瑠璃子……。何の前触れもなくあっさりと表舞台から消えてしまった売れっ子は枚挙にいとまがないとは言わないまでも、結構多い。もちろん過去にもそういう事例はあったものの、多くの場合、違法行為を伴っていた。薬物や傷害事件、交通事故等々。
厳しい世論に抗うことが
最近の傾向は、そこまでに至っていないケース、あるいは「怪しい」という疑惑段階で消えてしまうケースが増えているという点だろう。まるで昨日まで普通に働いていた人が蒸発したかのようだ。
中居も、実のところ違法行為があったという確認はいまだになされていない。
「お笑いトリオ・ジャングルポケットの斉藤慎二は昨年10月に書類送検され、事態の重大性に鑑みて所属先の吉本興業は契約を解除しました。本件は逮捕・起訴される可能性も十分にあったとされる事案のようで、その意味では退場を余儀なくされるのも仕方ないのかなと思われますが、それ以外についてはいきなりのレッドカード率が高いように感じますね」
と、芸能デスク。
松本と中居についてはいずれも女性トラブルが報じられ、松本は裁判に集中するという理由で活動を休止し、中居は一旦コメントを出したが、厳しい世論に抗うことができなかったのか引退を選択した。
議論の余地があるのでは
「2人の関与したトラブルは密室で発生し、その存在自体は共に認めているわけですね。松本に関しては性被害を訴えられてきましたが、“強制性の有無を直接に示す物的証拠はないこと”などを確認したと代理人弁護士を通じて発表しています。一方の中居も“トラブルがあったことは事実です。そして、双方の代理人を通じて示談が成立し、解決していることも事実です。(中略)なお、示談が成立したことにより、今後の芸能活動についても支障なく続けられることになりました”とコメントしましたが、それは実現しませんでした」(同)
2人に共通するのは、何らかの容疑で逮捕されていないが「相手女性は不平不満を抱き、心に大きな傷を負ったらしい」という点だろう。
それが「蒸発」にまで至ったわけである。中居の問題はフジテレビ問題へと波及しているわけだが、それはともかく、この類の問題に関して罪と罰のバランスに関しては議論の余地があるのでは、と言うのは名誉棄損やプライバシーに詳しい弁護士。
[1/3ページ]