「佐々木朗希」獲得に失敗…お家騒動が続く「パドレス」に欠けていたのは“フロントの安定感”か

ダルビッシュは大人の対応

　2月1日、パドレスのファンイベントが行われた。地元メディアはファンの前に姿を見せたダルビッシュに対し、“ド真ん中のストライク球”のような質問を浴びせた。

「パドレスにも、佐々木獲得のチャンスは平等にあったと思うか」

　ダルビッシュは「それは分からない。佐々木君に聞かないと分からないことなので」と“大人の対応”を見せたが、佐々木との2回目の面談にも同席し、激情家でも知られるマニー・マチャド（32）は違った。

「すでに心のなかで決めていたと思う。あくまでもオレの意見、ただの直感だけど」

　さすがに「お家騒動が争奪戦に影響したのか」という質問には強い口調で否定していたが、このオフ、パドレスは大きな補強をしていない。先発陣の一角だったブレイク・スネル（32）までドジャースに奪われてしまった。マチャドはファンに向かってこう言った。

「大きな補強が見られないのは残念だ。でもそれは、オレたちにはコントロールできないことなんだ。ここにいる選手たちで長いシーズンに向けて準備を進めていくよ」

デイリー新潮編集部

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