フジテレビ「再生チーム」ナンバー2は元局アナ“なっちゃん”の夫 「女子アナの心を知る者だから任された」との声も

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お前らは不満ばかり言ってろくに仕事してこなかっただろう

 だが上司としての評判はかなりいいという。

「部下と廊下ですれ違った時も、丁寧に頭を下げてくる謙虚な人格者。特に女性社員からの信頼が厚く、『嫌らしい接し方をしない紳士』との評判です。今回の騒動では女性アナウンサーへの接し方も問題となっており、『女子アナの心を知る者だから抜擢された』との声も聞かれます」

 一方、「プロジェクトチームはガス抜きでしかない」と不満を漏らすのは編成局所属の社員だ。

「もちろんみんな港体制が崩壊したことを歓迎しています。ただWGのメンバーを見ると、どちらかと言えばこれまでメインストリームにいなかった社員たちばかりが登用されている。『お前らは不満ばかり言ってろくに仕事してこなかっただろう』という声もちらほら聞こえます」(同)

「サンドバッグ清水」では真の改革は成就しない

 別の40代社員も「根本的な人事改革を置き去りにしたままでは真の改革は成就しない」と続ける。世間の批判はどこ吹く風で、いまだ取締役相談役の座にしがみついている日枝久氏のことだ。

「清水さんは改革プロジェクトチーム発足にあたり、『人権の尊重』と『透明性の確保』の2つを約束し、旧体制を『オールドボーイズクラブのように閉鎖的だった』と批判しましたが、日枝さんの排除については全く言及していない。彼のあだ名は『サンドバッグ』。この難局を乗り切るには打たれ強いこの男しかないと、日枝さんに送り込まれた社長に過ぎないのです」(同)

 第三者委員会の報告が出た後、日枝氏が相談役から降りるような展開になったとしても、

「結局、清水体制のもとでも日枝さんの影響力は残り続けてしまう。本当に会社を変えるには誰かが死ぬ気になって日枝さんを引き摺り下ろさないといけない」(同)

 混乱するフジ社内。“サンドバッグ清水”と“なっちゃんの夫”のコンビで難局を乗り切ることができるのか。

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デイリー新潮編集部

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