フジテレビ「再生チーム」ナンバー2は元局アナ“なっちゃん”の夫 「女子アナの心を知る者だから任された」との声も

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 フジテレビは2月6日、清水賢治社長を本部長とする「再生・改革プロジェクト本部」を設置した。再生への道を託されたチームの実務を取り仕切るナンバー2の副本部長に抜擢されたのは、「人気女子アナ」を妻にした幹部社員。はたして改革は進んでいくのか。

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“過激派”の多くは「労組新規加入組」

 今回フジの信頼が失墜した最大の原因は社内コンプライアンスの機能不全である。プロジェクト本部にぶら下がる4つのワーキンググループ(WG)のうち、肝となるのは社内コンプラの再構築を受け持つ「再発防止・風土改革WG」になる。

「このWG内で、楽しくなければテレビじゃないの標語のもと、いけいけどんどんで乱れてしまった社内風土を見直すとしています」(ベテラン社員)

 各職場から再発防止・風土改革WGに加わるメンバーにはすでに内示が出ており、多くは20代~30代の若手・中堅だという。

「メンバーの特徴としては、今回の騒動で新たに労組に加入した社員が多く含まれていることです」(同)

 フジの労組は「中居正広問題」が起きる前は80人程度だったが、今や500人以上にも膨れ上がった。

「実は人数が少なかった頃はいわゆる御用組合で、執行部はどちらかというと会社側と穏当に進めたいという考え。一方、新規加入組が過激化する一途で、日枝久相談役の退任を求めてストライキも呼びかけています」(同)

人気絶頂期の女子アナを射止めた

 若手・中堅社員の中には転職サイトに登録する人も増えているともいう。プロジェクトチームはこうした“不満分子”の受け皿になっていると言うのだ。

「社内コンプラというのは言い出せばキリがない。不満分子の中にはこれまでの自分たちの扱いそのものが気に入らない人が多いところが厄介です。今回のプロジェクトの使命は『港体制』崩壊で拡大する“内乱”を鎮圧することにあると言えます」(同)

 その実務を取り仕切るナンバー2の副本部長に抜擢されたのがニュース総局情報制作局長の大野貢氏なのである。『おはよう!ナイスデイ』や『スーパーナイト』などワイドショー番組を担当してきた人物で、情報番組を統括する責任者に登り詰めた。

 大野氏は「人気女子アナを射止めた男」としても有名だ。妻は“なっちゃん”の愛称で親しまれたフジの元局アナで、現在はフリーアナとして活動している小島奈津子氏。1992年に入局した小島氏は、同期の西山喜久恵らとフジの黄金期を支えた超人気女子アナだった。現在も「ヒルナンデス」(日本テレビ)などに出演している。

「2人は小島がナイスデイのキャスターを勤めていた時代に知り合い、2001年に結婚。小島は02年に寿退社しフリーアナに転じた。人気絶頂期の女子アナを射止めたわけですから、大野氏に対して一時期やっかむ声もありました」(同)

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