石破首相の最側近のパワハラ疑惑 「秘書は24時間365日勤務」…元秘書は「パワハラが全くないかと言われると…」
昨秋の衆院選での惨敗を受け、初めての通常国会に少数与党として臨む石破政権。法案・予算案成立に野党の協力が欠かせず、支持率停滞も続く難局の中、首相を支える最側近に対して目下、「獅子身中の虫だ」とその言動を危ぶむ声が地元で上がっているのだ――。
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「“大臣になりたい”が口癖の人だったから、念願かなって、いまは張り切っているようです。謙遜のつもりか、“俺は首相の左腕”と公言していますが、彼の面従腹背ぶりを知る地元関係者の間では“そのうち石破さんの足を引っ張ることになるんじゃ……”と不安視されています」
とつとつとした口調でこう語るのは、石破茂首相(68)と赤澤亮正・経済再生担当大臣(64)の地元である鳥取県の自民党県議だ。
“素人が出しゃばるな”と党内からも批判の声が
「首相の最側近」として知られる赤澤氏はかつて、石破氏を政策面から支えた“4人衆”の一人に数えられたが、
「いまや他の3議員、平将明・齋藤健・古川禎久と比べると、石破首相との距離の近さで赤澤氏は群を抜いている。内政面をはじめ、何かあれば相談する“頼みの綱”として首相は赤澤氏を重用しています」(全国紙政治部デスク)
石破政権が発足した昨年10月、初入閣を果たすと、ほどなくして首相官邸内に赤澤氏専用の執務室が設置されたことは本誌(「週刊新潮」)既報(昨年11月21日号)の通りだ。
「しかし、単なる大臣が官邸に部屋を設けたことに対する異論が絶えず、また赤澤氏が管轄外の政策にも口を出すことから“素人がこれ以上、出しゃばるな”と批判の声が党内からも上がり始めていた。そのため年が明けると専用部屋はなくなったものの、いまも赤澤氏が官邸へ頻繁に出入りする姿は確認されています」(同)
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