横浜流星「ニコラ」モデル時代の意外な過去 「女子モデルからいじられると恥ずかしそうに…」

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「気恥ずかしくなるような演技も懸命にこなしてくれた」

 流星の読者人気は当時、群を抜いていたという。

「結果、彼は『ニコラ』でメンズモデルとしては初の連載を持つことになります。14年6月号から約1年間、ほぼ隔月で連載『流星カレシ』が掲載されました。これは、流星さんがページの向こうにいる彼女に対して、ポーズを取ったり甘い言葉を投げかけたりする企画。連載当時の彼は高校3年生でしたが、すでに特撮ドラマ『烈車戦隊トッキュウジャー』(テレビ朝日系)に出演しており、メンズモデルの中では特別な存在でしたね」(前出の編集者)

 とはいえ、調子に乗るような少年ではなかったという。

「『流星カレシ』では、甘い表情でイチゴにキスをするなどの気恥ずかしくなるような演技をしないといけません。他にも、写真を用いて恋愛ストーリーを漫画化する企画では、毎度オーバーな顔を求められます。でも、彼は嫌がらずに一つひとつの仕事を懸命にこなしてくれた。一方では休憩中に女子のモデルから、天然でまつ毛がカールしていることを“うらやましい”なんてからかい気味に言われると、恥ずかしそうにしていました。浮ついたところのない男子でしたよ」(同)

スキャンダルがなく、ストイック

 高校卒業とともに「ニコラ」のモデルを辞めた彼はその後、スターへの階段を駆け上がっていった。いまだにスキャンダルがなく、ストイックなイメージを保っている。

「吉原生まれの蔦重は遊郭のガイド本を出版して財を成した人物。『べらぼう』でも遊郭のドロドロした闇の部分に、ある程度は触れざるを得なくなる。NHKは主役の蔦重を演じる人物を決めるにあたって、清潔感や真面目さを重視したはず。仮にいやらしさのある人物だと、どうしても闇の部分に想像力が働き過ぎて、ドラマが汚く見えてしまう恐れがあるからです。その点、流星君のイメージはピッタリというわけです」(テレビドラマ関係者)

「ニコラ」時代の経験も、生かすことができればいいですけど。

週刊新潮 2025年2月6日号掲載

ワイド特集「べらぼう」より

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