日本の音楽シーンを大きく動かした「母」の存在…あがた森魚も紹介 鈴木慶一の音楽人生

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 鈴木慶一(73)は長い音楽人生を通じて多くのミュージシャンと知己を得てきたが、もともとは自宅でひとりギターを弾くばかりの少年だった。ギターを彼に与え、1970年の「はちみつぱい」結成につながるあがた森魚を紹介した母は、日本の音楽シーンを大きく変えた存在といえる。

(全2回の第1回)

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 鈴木が育ったのは両親の他、父の弟妹と暮らす大家族。幼少時代は、学生だった叔父・叔母の持つSP盤レコードを蓄音機で聴き、ジャズやダンスミュージック、クラシックなどに触れた。...

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