「NHKの峰不二子」中川安奈アナ フリー転身で高まる「目立ちたがり」の声がお門違いのワケ

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フリー戦国時代でも「型破り」を維持し続けられるか 中川アナに期待する新しい女子アナ像

 見た目でも、その堂々としたアピール力でも、NHKの中では「型破り」と称されてきた中川アナ。ただしフリーになったからには、派手なスタイルや明るさだけでは差がつかない。元NHKのフリーで成功している女子アナといえば、有働由美子アナと神田愛花アナがいるが、どちらも気取らないあけすけさで人気を獲得した。かといって先人たちと同じようなぶっちゃけキャラでいくと、かえって安っぽくなってしまう。

 型破りが功を奏した中川アナだからこそ、女子アナ道にも型破りな成功例をつくってほしいというのは期待し過ぎだろうか。もとはスポーツ報道でもレポートでも抜群のスキルがあり、トリリンガルという語学力の持ち主。フリーアナ戦国時代だからこそ、タレントや港区女子的なキラキラアピールではなく、本来のアナウンサー力がある人だけが生き残っていく様を見せてほしい。

 かつては弘中アナが「革命を起こす」とブチ上げていたものの、その後音沙汰はない。思えば弘中アナも水卜アナも中川アナも、人気アナといえば慶應出身者だらけ。他局の女子アナのインスタに登場することも多い慶應閥女子アナたちだが、彼女たちの注目度とネットワーク力があれば、逆風にさらされている業界や女子アナのイメージを変えられるのではないかとつい思ってしまう。五輪キャスターから新しい女子アナ像の旗手としての転身を、中川アナには期待したい。

冨士海ネコ(ライター)

デイリー新潮編集部

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