大河の次は朝ドラ主演に大抜てき「見上 愛」 業界関係者の間で話題になった「大物女優とのCM共演」とは

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 昭和36年の放送開始以来、多くのスターが輩出したNHK朝の連続テレビ小説のヒロインに、新たな名前が加わった。エキゾチックな美貌と強い目力が特徴的な、女優の見上(みかみ)愛(24)だ。

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オファーを知ったのは会見の1週間前

「1月24日、来年度の前期放送『風、薫る』で主演を担うと発表されました」

 と言うのは芸能デスク。

「思いもよらない話だったのか、記者会見場に登壇すると涙ぐんでいました。でも、記者の質問には“ここに出てきた瞬間に、やっと実感が湧いてきて涙してしまいました”と、涙を拭い笑顔で答えていました」

 舞台は女性の職業が確立されていなかった明治時代。当時は珍しかった西洋式の看護学を学んだ「トレインドナース(正規の訓練を受けた看護婦)」として実際に活躍した、二人の女性の姿を描く。見上はその一人を演じることになる。

「見上がヒロイン役での出演依頼を知ったのは、会見のわずか1週間前だったとか。最近の朝ドラは、前々回に放送された『ブギウギ』で主演した趣里(34)みたいな“オーディション組”と、現在放送中の『おむすび』でヒロインを演じている橋本環奈(26)のような制作側の指名による“抜てき組”に分かれています」

 見上は抜てき組だったため、

「オファーを聞かされた際の感想を、“信じられない”“言葉だけが頭をすり抜けていくような感覚でした”と振り返りました」

駆け足でステップアップ

 デビューからまだ6年目。しかも、これまで何度か朝ドラのオーディションを受け、その都度落選の憂き目を見てきたというから、謙虚な受け答えも納得だ。

「そんな背景もあってか、会見で“やっぱり出たいなと思っていました”と、朝ドラヒロインへの思いを吐露する場面も」

 見上は日本大学芸術学部演劇学科に在学していた令和元年、テレビドラマのゲスト出演でキャリアをスタートさせた。令和3年に公開された映画「衝動」では映画初主演を、翌年には「liar」(TBS系)でドラマ初主演を果たし、一躍注目を集めた。

「駆け足でステップアップを果たしてきました。それが昨年のNHK大河ドラマ『光る君へ』をはじめ、7本のドラマへのキャスティングにつながりましたね」

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