「嘘をつくなら壮大な嘘をつこう」 作家・五木寛之を口説いた有名映画監督の素顔
日本テレビのドラマ「セクシー田中さん」を巡り、原作者が自ら命を絶った出来事は、1年ほどがたった今も記憶に新しい。
出版作品の映像化にあたっては、これまでも原作者の意向が反映されないことで生じた問題が、たびたび取り沙汰されてきた。作家・五木寛之さん(92)も原作が映画化される際には、大島渚(なぎさ)、浦山桐郎(きりお)といった映画監督としばしば喧嘩腰の激論になったそうだ。
深作欣二監督(1930~2003年)は、五木さんの『戒厳令(かいげんれい)の夜』を撮りたかったと話していたという。...