ド軍との“密約説”を再燃させた佐々木朗希(23)のひと言とは? “払拭工作”に米代理人から「策に溺れた」の指摘
「佐々木とドジャースに機密情報を持って行かれた」
プロ野球ロッテから佐々木朗希投手(23)が、ポスティングシステムによりドジャースに移籍した際の「密約説」を巡る話題に収束の気配がない。争奪戦でドジャース、ブルージェイズとともに最終候補に残っていたパドレスでは、交渉時の面談にも出席したマニー・マチャド内野手が、2月に入ってのファン感謝イベントで、球団の経営権を巡るいざこざがマイナスに影響したかを問われ「そうは思わない」と否定。その理由として「彼(佐々木)は既にどこに行くか決めていたと思う。私見だが、そういう印象を受けた」と答えた。米球界関係者の間に佐々木のドジャース入りは出来レースだったとの疑惑が根強く残っていることを、改めて印象づけたやりとりだった。
【写真】目元がソックリ? 佐々木朗希と同じく地元・大船渡高校で活躍した、弟の佐々木怜希選手。兄のメジャー挑戦と時を同じくして中央大学に進学する。
米スポーツ専門局ESPNの記者バスター・オルニー氏は2月2日に地元メディア「ドジャース・ネーション」のYouTubeチャンネルに出演し、ドジャース以外に面談に臨んだ7球団の不満を代弁するかのように、こう明かした。
「(面談で)佐々木側は『2024年に自身の直球のスピードが落ちた理由を分析し、解決策を提示してほしい』との宿題を出した。そのチームの機密情報も佐々木とドジャースに持って行かれた。多くのチームが腹を立てている」
『デイリー新潮』では1月20日配信の記事で、米大手マネジメント会社の代理人の話として類似の事実に触れた。佐々木の移籍先がドジャースありきだったなら、他球団が利用されたと憤慨するのも当然と言える。
「佐々木サイドとしては、育成法で優れたプランを提示すれば、どの球団にもチャンスはあるというメッセージを送ったつもりだったのかもしれませんが……。公平な競争を強調することで密約説を払拭しようとしたことが逆効果になったように思えます。策に溺れたような印象を受けます」
この代理人はこう指摘した上で、1月22日にロサンゼルスで行われた佐々木のドジャース入団会見での、ある問答が疑惑再燃の契機になったという。
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