中国で起きた2件の日本人殺害事件、“スピード死刑判決”の理由は 「“口封じ”のような裁判」
かの国にはあぜんとさせられるばかりである。昨年、日本人が標的にされた二つの殺人事件が中国で発生した。今年に入り公判が始まるや、立て続けに死刑判決が下ったが、肝心の動機については不明のままなのだ。
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1件目は昨年6月、江蘇省蘇州で起こった。
「スクールバスを待つ日本人母子が、中国人の男に刃物で切りつけられ、負傷。母子をかばおうとしたバス乗務員の中国人女性が刺殺されました」(中国特派員)
2件目は広東省深センで、
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