「移民対策」強化を巡りドイツが大揺れ 「不寛容にならざるを得ない」納得の理由とは
約16万人が参加した大規模デモ
2月23日に総選挙が実施されるドイツが移民政策を巡って揺れている。
ドイツの首都ベルリンで2月2日、最大野党のキリスト教民主党(CDU)に対する大規模な抗議デモが行われた。極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」と協力したというのがその理由だ。CDUは1月29日の連邦議会で、少数派の与党が反対する中、AfDの賛成票を得て国境管理の厳格化を求める決議案を成立させていた。
警察発表で約16万人が参加した大規模デモにもかかわらず、CDUのメルツ党首は強気の姿勢を崩していない。...