「暴力ともいえるぶつかり稽古を食らわせ、倒れると顔面を蹴り上げた」 イケメン力士「翔猿」の凄絶パワハラ “女物のパンツを買ってこい”と強要も

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毛髪がごっそり抜け落ちて……

 角界を代表する“イケメン”として高い人気を誇る、東前頭二枚目の翔猿(とびざる・32)。りりしい顔立ちとは裏腹に凄絶なパワハラ気質の持ち主で、付け人が次々に辞めていくという――。

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 東京・両国国技館で1月26日に千秋楽を迎えた大相撲初場所。横綱の世代交代という鮮やかなドラマが展開された傍ら、両国界隈では、ある力士の異様な風体が人目を引いていた。

「追手風(おいてかぜ)部屋の薩摩翔(さつましょう・25)、序二段の力士です」

 とは、大相撲ファン。

「側頭部と襟足の毛髪がごっそり抜け落ちており、ファンの間で“何事か”と騒ぎになりました。頭頂部の毛は残っていて、どうにかまげは結えていますが、頭囲が変に刈り上げたようになってしまっているのです」

 日本相撲協会関係者が明かす。

「薩摩翔は、兄弟子である翔猿の付け人を務めています。その翔猿からイジメを受けて心をやられ、髪が抜けたのだろうといわれているのです」

“イケメン力士”として人気

 翔猿。彼こそはいま、角界きっての人気力士だ。

 埼玉栄高校と日本大学で相撲部に所属し、大学卒業後は追手風部屋に入門。2015年1月場所で初土俵を踏んだ。新入幕は20年9月場所で、小結昇進は22年11月場所。以降、小結と平幕を行き来して、現在は東前頭二枚目である。

 そのタレント性も評価されており、

「イケメン力士としてバラエティー番組にたびたび出演しています。作業靴メーカー『ミドリ安全』のCMにも起用され、安全靴を履き、滑りやすい床に挑んで性能をアピールする愛嬌たっぷりな姿が話題です」(相撲記者)

元付け人の顔面を蹴り上げたことも

 しかし、追手風部屋関係者は、

「じつはこれまでも、翔猿にはパワハラ疑惑が取り沙汰されてきました」

 と、言うのである。

「大翔浜(だいしょうはま・29)、日翔志(ひとし・27)、大翔(だいしょう・24)、大雄翔(だいゆうしょう・22)と、付け人が過去4人も辞めています。(中略)そして目下、薩摩翔もまた翔猿の下を離れたがっているとみられている。異例の事態です」

 付け人が4人も去った翔猿。そのイジメは、相当に苛烈なものらしい。

「例えば土俵の上で、辞めた自分の元付け人を追い込むのです。ケガから復帰したばかりの元付け人に30分近くもぶつかり稽古を食らわしたこともあったとか。片方が攻め続けるぶつかり稽古は、受ける力士は5分間でもきつく、命さえ落としかねない危険なものです。翔猿のやったことは常軌を逸し、ほとんど暴力といえるほど。ぶつかり稽古を終えて倒れた元付け人の顔面を蹴り上げたこともあったようです」(同)

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