フジ「港社長」辞任で“打ち切り”が囁かれる「肝いりスタート」の低視聴率番組とは？
元タレントの中居正広氏による女性トラブルを巡り経営危機にあるフジテレビ。1月17日の会見をきっかけに次々とスポンサーCMが差し替えられ、フジで流れるCMはACジャパンばかりとなった。27日の会見では港浩一社長の辞任も発表されたが、それだけでは収まりそうもない。
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1月24日の深夜に生放送されたバラエティ番組「オールナイトフジコ」は、こんなオープニングだった。前列にメインMCの佐久間宣行と伊藤俊介（オズワルド）、森田哲矢（さらば青春の光）、後列に村重杏奈と佐野瑞樹アナが並び、神妙な面持ちで登場した。
佐久間：「オールナイトフジコ」始まりました。えー、これは始まってますよね？
森田：始まってます！
佐久間：「始まらないかもしれない」って噂も聞いたんでね。
森田：まだ始められる。AC（ジャパン）がある限り、やります！
――そこへ佐野アナが割って入り、スタジオで控える現役女子大学生の“フジコーズ”のメンバーに向かって話しかける。
佐野：あのー、戸惑われているメンバーもいらっしゃるかもしれませんけれども、今回の件はこちら（フジテレビ）の問題ですので、皆さんはいつも通りの楽しい番組をお願いいたします。
彼女たちにも笑顔はない。とてもじゃないが、いつも通りの楽しい番組を続けられる雰囲気ではなかった。民放プロデューサーは言う。
「フジの番組に出演している人たちは皆、同じような気持ちではないでしょうか。中でもバラエティ番組はつらいでしょう。放送局がこんな状況の中ではしゃいでみても、空回りしているようにしか見えませんから」
たしかに、今のフジのバラエティ番組は見ていると虚しくなってくる。
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