「借金苦で水も電気も使えなくなっていた」 長野3人殺傷・矢口容疑者、犯行動機のウラ 「アル中だったとささやかれている」
「かなりの額の借金が」
取材にあたる地元記者によると、いまから十数年前、実家に戻ったという。
「たまにアルバイトをしていたものの、基本的に引きこもり状態でした。で、5年前にいまのマンションに入居しています。経緯は不明ながら生活保護を受けており、現在は水も電気も使えなくなっていた。マンションの近くで意味不明な言葉を喚いては近隣住民ともめるなど、精神的に不安定とみられるトラブルがありました」
不安定といえば、
「逮捕後の家宅捜索で、逃走時の服や包丁などと一緒に、空になった焼酎の紙パックが大量に押収されている。“到底、犯行後に消費できる量ではなく、日頃から飲んでいたのだろう。アル中だったのではないか”とささやく捜査関係者もいます」
別の捜査関係者の話として、こんな情報も。
「矢口にはかなりの額の借金があったといいます。複数のサラ金や債権回収会社から長期間にわたって督促されていて、80歳をとうに過ぎた父親にも連絡がいっていた。借金を借金で返す自転車操業すら破綻していたかもしれません」
卑劣極まる通り魔が、借金苦で自暴自棄になっていたのだとしたら――。