「秋篠宮さまに内容証明が送られた」 前代未聞の「慰謝料訴訟」…皇室ゆかりの研究所で何が起きているのか

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理事長は全面的に争う姿勢

 が、その後、秋篠宮さまをはじめ各理事から直接的な反応は得られず、

「23年7月には、全所員に宛てた20年秋のメールに不適切な表現があったことを壬生理事長が所内の告知板に掲示し、訂正とおわびを行っています。それでも男性は納得せず、直後に理事長と研究所を相手取って東京簡裁に調停を申し立てたのです」(前出の関係者)

 慰謝料など1100万円と共に謝罪広告を求めたものの、調停は10月に不成立。同月、双方を京都地裁に提訴したというわけである。

「理事長側は答弁書などで、『原告には、思い込みに基づくと言わざるを得ない主張が数多く見受けられる』と、全面的に争う姿勢を見せています。これまで職場の部下に対する原告の態度に問題があった点などを指摘しつつ、原告の人格を論(あげつら)うような発言は一切していないと主張しています」(同)

 ところが、

「昨年末に開かれた法廷で原告側は、前述した22年5月の理事長らとの面談の録音反訳文を証拠提出。そこには壬生理事長が、男性について“上司としての資質”を疑問視しているとも受け取れる箇所があります。今後の展開は予断を許しません」(同)

 というのだ。

 後編【秋篠宮さまが心血を注がれる研究所で泥沼内紛 原告男性が秋篠宮さまから受けていた“ご指導”の内容とは】では、秋篠宮さまが研究所の総裁職としての職務に心血を注がれているご様子などについて詳しく報じている。

週刊新潮 2025年1月30日号掲載

特集「総裁の秋篠宮さまに内容証明が送られ…皇室ゆかりの『研究所』で起きた前代未聞の『慰謝料訴訟』」より

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