「べらぼう」出演で話題の元宝塚「愛希れいか」 “体当たり演技”への質問に神対応

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 一介の女優が一夜で全国的な知名度を手に――。“シンデレラストーリー”を体現したのは宝塚歌劇団出身で、ミュージカルを中心に活躍する愛希(まなき)れいか(33)だ。

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「べらぼう」の衝撃シーン

「転機となったのは、今月5日に放送が始まったばかりのNHK大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』への出演です」

 と言うのはテレビ担当記者だ。「べらぼう」は、江戸時代にメディア王として活躍した蔦屋重三郎の姿を描く作品で、主演を横浜流星(28)が務めている。

「愛希が演じたのは吉原で働く元花魁の朝顔。重三郎と、小芝風花(27)が演じる彼の幼なじみの花魁・花の井に赤本(当時の絵本)を読み聞かせるなど、何かと二人の面倒を見た女性です。重三郎が本の世界の魅力や、面白さを知るきっかけを与えた大恩人でもあります」

 視聴者に衝撃を与えたのは、第1話の終盤のシーン。

「病気で療養していた朝顔が死去し、同じ時期に命を落とした女郎たちとともに着衣をはぎ取られて寺の敷地に打ち捨てられる場面です。性的なシーンの撮影をサポートするインティマシー・コーディネーターが導入されていたとはいえ、スタイルの良さだけでなく、背中をあらわにする体当たりの演技が大きな反響を呼びました」

NHKも“異例の扱い”

 NHK側もそれを予測していたようで、

「第1回の放送日に、当時の吉原からほど近い浅草のホテルでパブリックビューイングを開催しました。会場には主演の横浜や小芝に加えて、愛希もゲスト出席していました。初回だけの出演者には異例の扱いで、NHKが愛希を高く評価していることがうかがえます」

 第1話の世帯平均視聴率は12.6%と歴代最低を更新したものの、視聴人数(1分以上の視聴)はNHK総合で1869万人、NHK BSが406万人を記録。重複者を除いても2125万人と、国民の5人に1人が視聴した計算になる。

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