「岩屋外務大臣」を襲った“重大事件” 議員宿舎に「見知らぬ女性が侵入」…一歩間違えば“命の危険”も

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石破総理も

「衆議院赤坂議員宿舎」といえば、東京都港区赤坂に聳え立つ、地下2階、地上28階の高層集合住宅だ。日本の政界を代表するVIPが多数生活する「議員宿舎」で、そのセキュリティ体制を根本から見直さざるを得ない“事件”が発生していた。

「実は、赤坂宿舎で暮らす議員の部屋に何者かが“侵入”していたことが発覚した。しかも、被害に遭ったのは、石破内閣の重要閣僚・岩屋毅外務大臣の自室だったのです」

 そう打ち明けるのはさる政府関係者である。

 赤坂宿舎はかつて同地にあった旧宿舎の老朽化に伴って建て替えの機運が高まり、建設が進められて2007年に完成。国会議事堂にも程近く、衆院議員本人やその親族が数多く住んでいる。日本有数の好立地でありながら3LDKで15万円以下という家賃の安さも有名で、国会議員の好待遇の象徴として扱われることも多い存在だ。

“超優良物件”ということもあってか、現職の総理大臣が住むことも。菅義偉衆院議員は総理時代、首相公邸に引っ越しをせず赤坂宿舎から官邸に通っており、現在の石破総理も、赤坂宿舎の部屋を借りたまま、公邸との二拠点生活を営んでいる。

 そんな日本の中枢を担うVIPが多数居を構える赤坂宿舎である。無論、セキュリティの厳重さが相当なものということは誰しも想像がつくであろう。実際、宿舎周辺には警察官が立ち、ネズミ一匹入れてなるものかと昼夜を問わず警戒を続け、一般的なタワーマンションとは異質のものものしい雰囲気を放っている。さらにエントランスから先には専用のカードキーがないと入れず、政治部の番記者たちでさえ、その手前のところでセンセイ方の出入りを待つしかない。

玄関から全く見知らぬ女性が

 では、なぜ“あってはならない事件”が起きてしまったのか。

「岩屋大臣は、1月20日に行われた米トランプ大統領の就任式に出席するため、1月19日に日本を出発。22日にワシントンD.C.を発ち、23日に帰国しました。事件はその日に起きました。実は岩屋大臣、日本を出発する際、うっかり施錠せず部屋を出ていたのですが、部屋にはなぜか鍵がかかっていたのです」(先の政府関係者)

 もっとも、無施錠で旅立った理由には、そこが“民間のマンションではない”ことも挙げられるだろう。議員宿舎のセキュリティに全幅の信頼を置いていたからこそかもしれない。いずれにせよ、施錠されていたことを不審に思った岩屋大臣は、自室であるにもかかわらず、インターホンを押してみたという。

「すると、中からかちゃりと鍵を開ける音がして、玄関の扉が開いたそうです。そして、扉から顔を覗かせたのは、40代くらいの全く見知らぬ女性だった。目が合った二人は一瞬凍りついたものの、我に返った女性が部屋を飛び出し、そのまま赤坂宿舎から逃走したのだとか」

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