麻生太郎氏「後継者選び」が難航中 “若いのに尊大”とウワサの長男か、東大卒エリートの長女か…「カギを握るのは妻の千賀子さん」

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“副総理”の座を狙う可能性も

 ただ、麻生氏は昨年の総裁選で高市早苗前経済安保相を支持したことで非主流派に甘んじており、その影響は地元にも波及している。

「昨秋の衆院選で仇敵の武田良太元総務相が落選した。それで県政は“麻生一強”になるとみられたが、実際はそうなっていない。いまも武田氏が子飼いの県議たちを支援して、陰に陽に麻生系県議に圧をかけているからだ」(前出の県政幹部)

 そんな事情もあってか、

「最近も、麻生さんは“武田をのさばらせるわけにはいかねぇ”と鼻息を荒らげている。石破首相の後継レースが始まれば、高市さんや岸田文雄前首相を担いで、再び副総理・副総裁の座を狙う考えだろう」(同)

 昨年12月、麻生氏は忌み嫌う石破首相と会談し、トランプ米大統領との関係構築について助言した。

「石破さんに恩を売り、今後の政局のカギを握るつもりだよ」(自民党幹部)

週刊新潮 2025年1月30日号掲載

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