「橋下徹氏を重用するのは日枝さんの影響」「自分の脅威になる優秀な人は偉くさせない」 フジテレビを壊した根深い「日枝支配」

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 10時間超に及んだフジテレビの「やり直し会見」。そこで繰り返し質問が飛んだのは、長らく君臨してきた日枝久(ひえだひさし)・取締役相談役(87)についてだった。居座りを決め込んだ“フジテレビのドン”による支配はいかに組織をむしばみ、今回の事態を招くに至ったのか――。

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 日枝氏が早稲田大学を卒業後フジテレビに入社したのは1961年。当時、フジは開局3年目だった。当初は報道部に所属していたが、労組の結成に関わったことで編成へ飛ばされ、さらに労組の書記長になると閑職の広報課に追いやられた。...

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