「女子アナ」へのパワハラ、「コネ入社」の横行、「番宣」が氾濫…フジ凋落、3つの危機的な実態

エンタメ 芸能

  • ブックマーク

クリエイティブ力低下

 凋落どころか経営不安にまで発展している今回の不祥事。女子アナの“献上”疑惑などの報道も出ているが、実際にフジ社内での女子アナの扱いはコンプライアンスとは程遠い、との指摘がある。

「2023年11月4日に放送された『芸能人が本気で考えた! ドッキリGP』では、杉原千尋アナが番組恒例企画『秒で体重測定 発表or あぁ~しらき』というドッキリのターゲットとなってしまいました。知らないうちに、体重を測定された杉原アナに体重を発表するか、貝殻ビキニ&ふんどしコスプレを披露するかを迫るというトンデモ企画で、視聴者から不快感を持たれてしまいました。さらに、フジの看板番組のキャスターに抜擢された同局の女子アナが、プロデューサーから『もし結婚したら番組を降板してもらう』と言い渡されたこともあったそうです。こうしたセクハラ、パワハラは日常茶飯事で平井理央、本田朋子、加藤綾子、三田友梨佳、久慈暁子、久代萌美、永尾亜子、渡邊渚ら才気煥発な女子アナが、次々と退社していったのも無理はありません」

 今やフジ・メディア・ホールディングスの主力事業は、サンケイビルが稼ぎ出す不動産部門となっており、クリエイティブ力低下の原因になっている。「ある幹部は昼休みになると近くのホテルのプールでのんびり泳いでいると聞いてビックリしました。時間の過ごし方は自由でしょうが、緊急時に連絡がつかないのはテレビ局員としてマズイでしょう」(放送記者)。

 ゆるみ切ったフジテレビ。解体的出直しをするしか再生の道はないようだ。

デイリー新潮編集部

前へ 1 2 3 次へ

[3/3ページ]

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。