「コンパニオンも集結」6代目山口組・司忍組長の誕生日を祝う会と神戸山口組・井上組長宅への襲撃のわかれた明暗

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コンパニオンも含めてリハーサル

 6代目山口組の司忍組長の83回目の誕生日を祝う会が、2次団体・10代目瀬戸一家(本部:愛知県瀬戸市)で誕生日当日の1月25日に開かれた(写真参照)。

 一方で対立する神戸山口組の井上邦雄組長は年明け早々に自宅を襲撃されている。
明暗わかれた両組織の年明けの光景についてお伝えする。

 誕生会は午後5時から2時間ほど行われた。6代目体制となってから前日にリハーサルをして準備することが慣例となったとされる。前泊する傘下組員はもちろん、宴のために集められたコンパニオンも含めてリハーサルが行われるのだという。当日の出席者は現執行部の面々で、それに加えて前日に若頭補佐へ昇格した5代目山健組の中田浩司組長も顔を出した。中田組長は昨年10月、殺人未遂などの罪に問われていた裁判で無罪判決を受けて拘置所から釈放されていた。若頭補佐はこれで7名から8名に増員となった。

火炎瓶を投下

 その一方で、対立組織の1つである神戸山口組の井上邦雄組長の身辺にも変化があった。

「19日、神戸市北区にある井上組長宅が放火され、軽自動車と乗用車の2台などが燃える事件がありました。所持する拳銃を警戒中の警察官に向けたとして公務執行妨害の疑いで鈴木正二容疑者(75)が現行犯逮捕されました」

 と、担当記者。第1報で「無職」と伝えられていた鈴木容疑者は暴力団関係者。かつて6代目山口組の2次団体・2代目國領屋一家(本部:静岡県浜松市)舎弟頭で傘下の8代目霊岸島桝屋服部会の会長の立場にあり、2019年に破門になったとされる。

「火炎瓶を投げるなど、それなりに準備された犯罪のようですし、起訴されれば比較的重い判決も予想され、75歳という年齢を考えると生きて社会復帰できるか否か微妙なところかもしれません」

 と、元山口組系義竜会会長の竹垣悟氏(現在は、NPO法人「五仁會」を主宰)。

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