石破首相が立民・野田代表をべた褒めの理由 選挙制度改革にも言及

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 新年最初の外遊から帰国した石破茂首相に、難題が容赦なく迫る。今月20日に米大統領に返り咲いたトランプ氏との会談は焦眉の急で、24日には通常国会がスタート。少数与党ゆえ審議は紛糾必至とみられるのだが、そんな首相がひねり出す「窮余の一策」は……。

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 就任後、国際会議を除く初の外遊となったマレーシアとインドネシア訪問を終え、石破首相は12日未明に帰国した。

「今回は佳子夫人も同行し、マレーシアでは伝統工芸の『バティック染め』を体験。またインドネシアでは現地の吹奏楽団の演奏を鑑賞し、自ら和太鼓をたたくなど、ファーストレディーとしてデビューを果たしました」

 とは全国紙政治部デスク。帰国した12日夕には公邸へ“転居”しており、

「これまでは官邸から数百メートル離れた赤坂の議員宿舎で暮らしていましたが、危機管理の観点から、官邸に隣接し、昨年末に修繕が完了した公邸への入居準備が進められてきました。12日は午後5時半前に夫婦そろって宿舎を出発。途中、スーパーで食材を購入するなどして公邸に入りました。ちなみに宿舎の部屋は、今後も維持するとのことです」(同)

不仲とされる麻生氏を招いた理由

 帰国時の羽田空港では夫人と手をつないで笑みをたたえていた首相。あるいはASEANの有力2カ国で手応えを感じたのだろうが、新年の外交は前途多難。最大の関門は、他ならぬトランプ新米大統領との会談である。同氏の当選後、わずか5分の電話会談しかかなわなかった首相に代わり、12月15日には安倍昭恵さんがトランプ夫妻と面会。そのかいあって先方からは「就任前の会談もあり得る」との回答を引き出していた。

「首相は12月24日、国会内の総裁室で麻生太郎・党最高顧問と30分ほど面会しています。二人で会うのは就任後初めてとみられ、かねて不仲とされてきた相手を自ら招いたのはもっぱら“トランプ対策”のため。昨春ニューヨークでトランプ氏と面会した麻生氏からアドバイスを受けたのです」(前出のデスク)

「外務省にダメにされてしまった」

 先述した“昭恵・トランプ会談”には、麻生氏の側近である薗浦健太郎元衆院議員が同席しており、

「首相は当初、トランプ氏と会う時期にはこだわっていませんでしたが、昭恵・トランプ会談をお膳立てした麻生氏には恩義を感じており、併せて政権運営への協力を求めました」(同)

 が、暮れも押し迫った12月30日には“首相が1月中の会談を見送る方向で調整”との報が――。さる自民党関係者が明かすには、

「表向きの理由は“十分に準備して落ち着いて会うべきだ”というもの。最終的に石破さんは就任前の会談に乗り気だったのですが、『外務省にダメにされてしまった』と漏らしていました。トランプ氏のアポも取れないのに他人が動くと妨げる、といったニュアンスで『彼らは何もしようとしない』とも嘆いていました」

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