大きな期待を寄せられていたのに、開幕前の大ケガで活躍できず…「阪神」と「中日」のドラ1は、思わぬアクシデントで“短命”に終わった
2月1日からプロ野球の春季キャンプが始まる。キャンプ中は、期待のルーキーや若手の話題が報じられることも少なくないが、過去にはキャンプやシーズン開幕前の大ケガが原因で、大成を阻まれた選手がいた。【久保田龍雄/ライター】
***
「将来のエース」と期待されながら、練習中の大ケガにより、野球人生が暗転したのが、1982年にドラフト1位で阪神入りした源五郎丸洋である。
高校時代に綺麗なフォームと重い速球で評判になった右の本格派は、2月12日に1軍の安芸キャンプに合流すると、調整が遅れる先輩たちを尻目に自慢の速球をビシビシ投げ込み、「とても高校生には見えん。...