筒井康隆(90)原作、長塚京三(79)主演の映画「敵」が話題…繁華街の映画館に“高齢の観客”が押し寄せる理由

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主要3部門を独占受賞

 映画「敵」(吉田大八脚本・監督)が大ヒットしている。休日は満席の回が続出。しかも観客の大半がシニア=“老人”である。いまどき、繁華街の映画館が“老人”で埋まるとは、なかなか不思議な光景である。

 まずは、どんな作品なのか、昨年から取材していたという、映画ジャーナリスト氏に解説してもらおう。

「昨年秋の第37回東京国際映画祭・コンペティション部門に出品された作品です。東京グランプリ&東京都知事賞、最優秀監督賞(吉田大八)、最優秀男優賞(長塚京三)の主要3部門を独占受賞しています。...

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