「三菱銀行立てこもり事件」強行突入までの緊迫ドキュメント…“犯人狙撃”で解決も「本部長」が最後まで明らかにしなかった“重要情報”とは
猟銃を手に三菱銀行北畠支店(当時)に押し入り、行員2名と警察官2名を射殺。発砲を繰り返しながら他の行員にも重傷を負わせ、女子行員の服を脱がせたり、男子行員の耳を切り取らせたりするなど、猟奇的な側面からも日本犯罪史上に残る残虐な事件――昭和54年1月26日に起こった「三菱銀行猟銃立てこもり事件」(以下、三菱銀行事件)。発生から3日目の朝、ついに大阪府警は動く(全3回の第3回)。
当時、大阪府警刑事部長だった新田勇氏は、三菱銀行事件で「突入、犯人狙撃」という最終決断を下すにあたり、
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