メーガン妃の2025年は波乱の幕開け…ネトフリ番組は配信延期、いじめ告発再び、山火事“被災地訪問”に猛批判とたった1カ月で”踏んだり蹴ったり”

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「いじめ疑惑」に関する新たな証言

 数十人の証言者が登場するこの記事は、2人のビジネスに対するアプローチの一例として、配信大手Spotifyのポッドキャスト番組を取り上げた。2023年6月に契約打ち切りとなったこのプロジェクトについて、元スタッフや情報筋が実際の状況や失敗の理由などを批判と擁護の双方から語っている。

 王室時代から継続する疑惑であり、昨年に米誌「ハリウッド・レポーター」も報じたメーガン妃の「いじめ疑惑」に関する証言もあるが、VF誌の記事はメーガン妃とスタッフが陥る“典型的なパターン”にも着目した。

 そのパターンとは、最初は温かく情熱的なメーガン妃が、何かがうまくいかなくなると、責任がある人物に冷たく当たるようになるというものだ。陰口などのやり口について、情報筋は「ミーン・ガールズ(高校で巻き起こる女生徒同士の争いを描いた学園コメディ映画)のティーンエイジャーのよう」と表現した。

 また元スタッフは、メーガン妃のいじめ疑惑を信じていなかったが、実際に仕事を始めると「いつでも起こることだ」と気づいたという。加えて複数の情報筋は、数人の元スタッフが長期休暇を取ったり、職を辞したり、長期的な治療を受けたりしたことを明かした。

「被害者意識と正義感が同居する」メーガン妃

 ただし、記事の目的は批判ではないようだ。「いじめ」のパターンに関する記述も「被害者意識と正義感が同居する」メーガン妃の複雑な心理に迫る糸口の1つであり、記事の後半は分析に重きを置いた。ヘンリー王子についても、王室離脱後の「本当のハリーとは何者なのか」について複数の証言を集め、被害者意識を含む特異な要素が重なり合ったメーガン妃と「熱烈に愛し合う」背景を描き出そうとしている。

 記事のテーマは「彼らが暮らし始めたカリフォルニア沿岸のコミュニティに与えた影響、初めてCEOとなった2人の野望を実現することの難しさ、王室での経験はどのように現在の困難の前兆になっていたのか」を探ること。すべての要素は、現在の2人が困難な状態に陥っている理由に迫るための糸口というわけだ。なお、2人にインタビューを断られたことも書き添えられている。

 21日、ヘンリー王子は単独で消防署を訪問し、山火事と戦っている救急隊員や救助犬と対面した。これと前後して英国では、ヘンリー王子が英メディアを訴えていた裁判が和解で決着し、メディア側が全面的に非を認めるという大団円が発表された。

 一方、これに同行しなかったメーガン妃は、「正義感」ゆえの行動を批判され、自信がある分野をテーマにした番組が配信延期となり、内面を容赦なく分析する記事まで世に出た。また、山火事のニュースが大きく報じられる少し前、Instagramで愛犬の死を報告していたという間の悪さにも驚かされる。2025年が始まって1カ月もたたない間にこの展開とは、うまくいかないものである。

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