「利上げに備えよ」というサインだった? “日銀”職員食堂のごはんが「台湾米」に変更されていた
「さらなる利上げに備えよ」というサイン
気になるのは、金利を決める政策決定会合の前に、食堂の話を、わざわざ日経が報じたことだ。「インフィニティ」のチーフエコノミスト・田代秀敏氏が解説する。
「何げない話題も含め日銀はメディアとのやり取りを通じて、金利を上下するタイミングを常に計っています。加えて、昨年12月26日に同行は『日銀レビュー』を発表しました。あまり話題になっていませんが、そこには、これからの利上げによって、日銀が一時的に赤字に陥ること、そして債務超過の可能性にも触れるなど、かなりショッキングなことが書かれているのです。もちろん、そうなっても、“政策運営能力に支障を生じない”としていますが、今回の日経の記事と重ねてみれば、物価高を抑えるためのさらなる利上げに備えよ、と言っているようにも読めるのです」
たかが職員食堂、されど職員食堂。24日、このタイミングで追加利上げが決まったことは果たして偶然か――。
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