「モンゴル出身ながら、協会の幹部候補といっていい」 現役引退「照ノ富士」“第二の人生”が前途洋々たる理由

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本人に危機感はなかったが

 第73代横綱照ノ富士(33)が引退した。

 去年はフル出場が2場所のみ。膝や腰のけがに加え、持病の糖尿病が悪化し、体が悲鳴を上げていた。

“一人横綱のプレッシャーはいかばかりか”とねぎらう声がある一方で、

「引退されると、土俵入りがなくなり、客足が鈍る。なので、『やめろ』との叱咤(しった)も少なく、本人に危機感はなかった」

 とスポーツ紙記者が語る。

「ただ、先場所Vの琴櫻、準Vの豊昇龍が、今場所でそろって綱取りに挑むことになり、彼へのまなざしがにわかに厳しくなっていました」
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