「渡辺恒雄」没して「松井秀喜」が巨人監督“前向き”発言連発 「引退後13年」読売にそっぽを向いてきた“決定的な原因”とは

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残された時間は…

 しかし、引退から10年以上、メジャー移籍からは20年以上の時が経ち、フロントは当時と代替わりが進み、昨年12月には渡辺元オーナーも没するなど、わだかまりも氷解する時が来たのか。松井の子どもも成長してきたであろう。

「それゆえ、最近の発言に“変化”が出たと見ても良いでしょう」(同)

 読売グループは、築地市場跡地の再開発事業を手掛ける事業者グループに入っている。そこにスタジアムを作り、東京ドームに変わる新しい本拠地にする計画とも言われている。事業の完成は8年後の2032年。そのスタートを松井新監督で迎えるのでは――といった報道も出ている。しかし、

「本人の意思は“長嶋さんを喜ばせたい”です。長嶋さんは元気とは言え、入院中ですし、2月には89歳になる。松井にとっても2032年には50代後半になりますから、就任をそこまで遅らせるのは現実的ではない。松井の決断に残された時間は、そう多くはないでしょう」(同)

 昨シーズン、優勝を果たした阿部監督は今年で3年契約の2年目だ。果たして“その時”は訪れるのか。

デイリー新潮編集部

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