「親にAVの仕事がバレたかも」 「べらぼう」に出演したAV女優の告白 「今回は親から大河の感想が来なくて」

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 初回視聴率は12.6%と、大河ドラマ史上のワーストを記録してしまった「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」。とはいえ、そこは天下のNHK大河、やはり話題には事欠かない。とりわけ視聴者のド胆を抜いたのは、堂々と映し出された女性のお尻だった。

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 江戸時代に活躍した“メディア王”蔦屋重三郎の生涯を描く「べらぼう」。1月5日に放送された初回の中盤、突如場面に現れたのは、うつぶせになった4人の女郎の遺体だ。そのうち3人のお尻が丸見えだったから、“子供も観る時間なのに”やら“裸を映す必要ある?”やら、ネットでは大騒ぎになった。

「ああいうことが実際にあったということで表現して、放映されているわけですからね。それを親が隠そうとするのは、子供に対して残酷だと思います」

 そう毅然と語るのは、お尻を披露した一人、AV女優の藤かんなさん(35)。大阪大学大学院理学研究科を修了した“高学歴”女優としても知られている。

「NHKの大河ドラマの一番注目される第1話で、裸のシーンにAV女優。たしかに、相容れないはずの要素がたくさん混じっていたというのは、反響を聞いて改めて感じましたね」

「女性の全裸を見せないという意気込み」

 昨年の夏、藤さんの所属するプロダクションにNHKから連絡が来たのがコトの始まり。髪の長い女優をキャスティングできないかという相談で、藤さんを含めた3人に白羽の矢が立った。

 撮影は9月。鎌倉の円覚寺に、朝4時に集合した。

「現場では、女性の全裸を絶対に見せないというスタッフの意気込みを感じました。絆創膏のようなパッチを乳首に貼って、その上に貼るタイプのブラジャーを着ける。また、陰部が見えないように、ナプキンのような前貼りをしっかり二重にしてもらって。移動するにも、6~7人の女性が大きなバスタオルで囲いを作ってくれて、その中に私たちが入って移動しました」

 肝心の登場シーンの放映時間は2分30秒ほど。そのために7時間もうつぶせになったというから恐れ入る。

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