「結婚しようね」の言葉から2年…一度は宙に浮いた縁談が実を結んだ! 「400年続く名家の15代目」が一目で引かれたお相手とは

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 人生いろいろ、家族もいろいろ、幸福の形もいろいろ。近年、「結婚がゴールではない」という声も大きくなりつつあるとはいえ、ゴールインした二人には幸せになってほしいと思うのが人情というものだろう。

 そして、そのゴールに到達するまでには、十人十色のドラマがあるのは言うまでもない。目下、幸せに包まれているカップルにエールを送りつつ、出会いから現在までを根掘り葉掘り聞いてみる「令和の結婚事情レポート」。

 今回登場していただくのは、京都・永楽屋の15代目、細辻和司さん(31)と恭子さん(32)。

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日本最古の綿布商の15代目

 400年続く日本最古の綿布商で、織田信長から屋号や細辻姓を授けられたと伝わる京都の永楽屋。1960年代、京都国際会議場の建設に際し、三条烏丸に代々所有してきた広大な土地を断腸の思いで明け渡した。国際電話の中継局敷設のためだった。

 かくも京都の発展に寄与してきた名家の15代目を継承する予定の和司さんは、昨年8月11日、恭子さんと入籍、10月20日に華燭の典を挙げた。

 出会いは2020年2月、共通の友人らと開いた6人での食事会だった。

「きれいな人だな」

「面白い人だな」

 当時はともに東京在住。商社マンだった和司さんとコンサルティングファームに勤める恭子さんは互いにそんな印象を抱き、仕事の話で盛り上がって、LINEで連絡先も交換した。

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