GACKTを転落させた「カンガルー肉」の謎 どこで買える?本当に「高級牛肉」と間違える味なのか

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 1月1日に放送された「芸能人格付けチェック!2025お正月スペシャル」(テレビ朝日系)は、このご時世に20%超えという高い視聴率を獲得した。中でも大きな話題になったのが最後のチェック。東京の老舗すき焼き店の霜降り肉を当てる問題で、DAIGOと鬼龍院翔がカンガルー肉と間違え、同じチームのGACKTを激怒させた。我々には馴染みのない肉だが、本当に霜降り肉と間違えるような味なのだろうか?オーストラリアから輸入している会社に聞いてみると、環境問題との思わぬ関係も明らかに……。【華川富士也/ライター】

DAIGO「圧倒的に美味しかった」

 正月早々、とんでもないどんでん返しに茶の間は爆笑に包まれた。芸能人の知識や感性を可視化するスペシャル番組「芸能人格付けチェック!」の常連で、個人連勝を続けるGACKTは、DAIGO、ゴールデンボンバー・鬼龍院翔とチームを組んで参戦。 GACKT自身は絶好調で個人記録を81まで伸ばし、チームGACKTは「一流芸能人」の格を維持して最後の問題に臨んだ。

 最終問題のテーマは「すき焼き」。14年連続ミシュラン1つ星を獲得している東京の老舗店のA5黒毛和牛霜降り肉を当てる3択問題で、残りの選択肢は外国産の特売牛肉とカンガルー肉だった。国産高級牛肉と輸入特売牛肉は、値段は全く違えど同じ牛肉。対してカンガルー肉は動物が違う。そのためカンガルー肉は、選ぶと一気に「映す価値無し」まで落ち画面から消える“一発アウト!”対象になっていた。

 チームGACKTから解答者席に送り込まれたのはDAIGOと鬼龍院。ほとんどの芸能人が迷いなく霜降り肉を当てる中、2人はそろってカンガルー肉をチョイス。特にDAIGOは「(カンガルー肉が)圧倒的に美味しかった」と自信満々だった。しかしこの選択の結果、チームGACKTは「一流芸能人」から一気に「映す価値なし」まで転落し、GACKTを含む3人が画面から消えた。

 2人の選択にGACKTは「バカ舌か!」と絶叫し、「ポンコツじゃねえか」と天を仰いだ。DAIGOと鬼龍院がスタジオに戻ると「一流芸能人」席からカメラ後ろのスペースに追いやられていたGACKTは、頭を下げる2人に「やってくれたな」「ボク今日めちゃくちゃ頑張ったぜ」と怒りを露わにした。その後、パイプ椅子に座るGACKTの横でDAIGOと鬼龍院が正座する様子が画面に小さく映し出された。放送から2週間以上経ってもカンガルー肉ネタでDAIGOと鬼龍院をイジるXの投稿は止まず、本人たちもネタにしている。GACKTを引きずり落とした“カンガルー事件”のインパクトの強さを物語っている。

 ところで、ここで気になるのは、カンガルー肉の味だ。DAIGOといえば竹下登元首相の孫という家柄であり、「DAIGOも台所」(朝日放送)という料理番組にも出演している。そんな人物が「圧倒的に美味しかった」と選ぶカンガルー肉の味とはどういうものなのか?

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