なにわ男子にアウェーの洗礼 韓国公演が席埋まらず それでも現地ファン「キラキラ王子様」と高評価
韓国語でギャグも
大橋のギャグである「プリン食べすぎてお尻プリンプリン~」の韓国語バージョンも大ウケで会場を大いに盛り上げたという。
とはいえ、日本での高い話題性とは裏腹にソウル公演の会場を埋め切ることができなかったなにわ男子は、手厳しい“アウェーの洗礼”を受けたのも確か。
現地プロモーター関係者がこう指摘する。
「日本のアーティストの場合、あえて狭い会場を選び、それを海外公演の実績作りとするケースがあります。なにわ男子と同じくSTARTO ENTERTAINMENT所属の7人組男性アイドルグループ・Travis Japanが、昨年9月から台北、香港、バンコク、シアトル、ロサンゼルス、ニューヨークの全6都市を回るワールドツアーを開催しました。その時は、台北の会場となったZepp New Taipeiのキャパは2245人、バンコクのUnion Hall, Hall 1は1760人、ロサンゼルスのEl Rey Theaterはわずか約800人です。機材設営でスペースが狭くなるので実際の入場者はさらに少なくなります」
K-POP系グループだと、TWICEが2023年に開催したロサンゼルス公演の会場はSofiスタジアムで5万人を集めた。規模感では大差がついているのが現状だ。
「NewJeansやaespaが5万人収容の東京ドーム公演2日連続公演を完売させてしまうのと比べると、なにわ男子のソウル3回公演は規模的に無謀だった気がしますね。招聘(しょうへい)した現地プロモーターの読みも甘かったようです」(同)
海外進出への高い壁を感じさせたなにわ男子の韓国公演。「東京ドーム公演も実現できていないのに先にアジアツアーを強行したことに不満を隠さないファンも多いため今後の海外活動については練り直しが必要です。ただ、彼らにとって今回の経験は成長の糧になったのではないでしょうか」(スポーツ紙芸能デスク)。
なにわ男子のアジアツアーは、同じく世界進出を掲げているNumber_iの今後の海外戦略についても影響を及ぼしそうだ。
[2/2ページ]