実は“女性読者”が支えていた「WiLL」「Hanada」の知られざる実態…安倍元総理の死去、ネット“陰謀論”時代の到来で“右翼雑誌”に活路はあるか
第1回【“右翼雑誌”と呼ばれても「WiLL」「Hanada」が絶大な支持を集めた理由…元編集部員が明かす「他の月刊誌ではありえない」名物編集長の仕事術】からの続き──。雑誌編集者として知名度の高い花田紀凱氏は、これまでに「週刊文春」、「マルコポーロ」、「uno!」、「MEN'S WALKER」、「編集会議」、「WiLL」、「Hanada」の9誌で編集長を務めた。(全2回の第2回)
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この中で「WiLL」と「Hanada」は、いわゆる左派的な識者や読者から「いくら保守的な論調の雑誌だとしても、その度が過ぎている」と批判の対象となり、悪意を込めて「右翼雑誌」と呼ばれることも少なくない。...