「日本人も10年後にはわれわれを理解する」 騒音問題を起こしたクルド人の驚くべき主張 「公衆トイレで行為」など数々の問題行動も

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地べたに座って飲食する文化

 帰路、前川もまわった。奥富さんによると、最初にクルド人が住み始めた地域らしい。静かで平和に見えるが、コンビニではクルド人4~5人が駐車場の地べたに座り、ビールを飲んでいた。イートインにもいる。解体業のトラックをモップで洗ってもいる。仕事上がりなのだろう、みんな作業着姿で土や埃にまみれている。彼らが店内を歩くとフロアは泥だらけになり、店員がモップでゴシゴシ拭いていた。

 レジの男性によると、これが前川のコンビニの日常だという。地べたに座って飲食するのは彼らの文化・習慣らしい。この状況が続き、日本人の客足は遠のいたという。特にお年寄りや女性客が減ってきたそうだ。

「公衆トイレで行為を……」

 クルド人は気が短い人が多く、突然もめ始めるシーンに出合うこともあるようだ。

「24年夏にも、クルド人が金属バットなどを手にして乱闘する事件が2件起きました。市内のある公共の場所ではクルド人の子がディスプレイを荒らし、職員が止めると、母親が、差別でうったえる!と大騒ぎしていました」(奥富さん)

 前川の南に隣接する上青木には中央通り公園がある。「たまご公園」と言われ、子どもたちに親しまれている。奥富さんと同期の市議、青山聖子さん(48歳)によると、暖かい季節はクルド人中学生の遊び場にもなっていた。

「公園内の公衆トイレで、10代のクルド人の男の子がクルド人やフィリピン系の女の子と行為をしていて問題になったことがあります。夜が明けると、トイレのまわりに使用済みの避妊具、ストッキング、酒瓶、たばこの吸い殻が散乱していました」

“クルド・ギャル”

 最近は1990年代の日本のギャル・メイクのようなクルド人少女が目立つようになったそうだ。

「かつて日本の若い女の子の間で流行したヤマンバ・ギャルのようなメイクです。彼女たちにはブルーのアイシャドウが映えるんですよ。川口では“クルド・ギャル”と呼ばれています」
 
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こうした状況に危機意識を持つ市議らがいるのはすでにご紹介した通り。
しかし、そうした市議に対して何と「東京湾に沈める」といった脅迫が寄せられることもあるというのだ。

驚きの実態については、後編【「川口はクルド人のもの」「東京湾に沈める」などのメッセージが… 川口市議が明かす苦悩 「無免許運転、他人名義、無保険が横行」などの問題も】に詳しい。ここでは市議がこの問題に取り組む難しさを明かしている。

石神賢介(いしがみけんすけ)
ライター。1962年生まれ。大学卒業後、雑誌・書籍の編集者を経てライターに。人物ルポルタージュからスポーツ、音楽、文学まで幅広いジャンルを手がける。著書に『57歳で婚活したらすごかった』(新潮新書)など。

週刊新潮 2025年1月16日号掲載

特別読物「現地ルポ 埼玉県川口市に住んでみてわかった『クルド人問題』の真実」より

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