女性トラブルの渦中で「中居こそ裏切り者だった」 SMAP解散をめぐるスタンスについての証言

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騒動は沈静化するどころか炎上を続け

 芸能関係者の女性に対するトラブルが報じられているタレントの中居正広。「お詫び」と題する文書を公開したが、騒動はむしろ加熱し、レギュラー番組は終了か降板の発表を余儀なくされている。事態を受け、中居と連動して女性に被害を与えたと報道されるフジテレビもまた対応に追われている(フジテレビ側は関与を否定)。さらに年末年始、主演ドラマや映画「グランメゾン・パリ」の宣伝もあって、数多くのテレビ番組に出演し、相変わらずのスターぶりを発揮していた木村拓哉と比較をする記事も散見されることに。木村からすれば、放っておいてくれ、ということだろうが、結果、彼の株が上がるという現象まで見られる状況なのだ。ついにはSMAP解散騒動に関しての「再評価」まで――。

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 今回の騒動前まで、中居はテレビの王様と言ってもいいほどの存在感を示していた。

 抱えていたテレビのレギュラー番組は5本。が、騒動を受けて『ザ!世界仰天ニュース』(日本テレビ)ではMCからの降板が、『だれかtoなかい』(フジテレビ)は番組そのものの終了が発表された。

マネージャーと創業家の対立

 相前後して中居は「お詫び」と題する文書のなかで《トラブルがあったことは事実。双方の代理人を通じて示談が成立し、解決していることも事実。手を上げる等の暴力は一切ない。示談成立で今後の芸能活動についても支障なく続けられることになった》などと説明したが、騒動は沈静化するどころか炎上を続けている状況だ。

 こういう状況になると「実は……」と本音を漏らす人が現れるのは世の常。10年前のSMAP解散騒動に絡むエピソードまでもが聞こえてきた。

 ざっと当時の経緯を振り返っておこう。

 SMAPの辣腕マネージャーとジャニーズ事務所創業家との抜き差しならない対立のすえに、過去に幾度となく噂されてきた2015年からSMAPの解散・独立が現実味を帯び始めた。

「2015年の秋以降、解散・独立の話が漏れるようになりました。特にレギュラー番組を持つテレビ局の幹部には前もって事情を説明しておかなければならず、そのあたりからもチラホラと聞こえてくるようになりました。そして2016年1月に週刊新潮がSMAPの解散危機を報じました。マネージャーが2月に退社し、木村拓哉を除く4人がそれに従うなどといった内容で大きな騒ぎとなりました。結果、直後の『SMAP×SMAP』(フジテレビ)では5人がスーツ姿で並び、それぞれが“お騒がせしたこと”について謝罪の言葉を口にしました」

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