フジテレビのアナウンサーたちが労働組合に加入し始めた 中居正広問題を受けて「弱小労組」が社員に送った”檄文”

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当事者のアナウンサーたちも続々加入

 だが組合のメールにもあるように今回の中居問題を受けて組合加入者が急増し始めたというのだ。

「アナウンサー室からも男女数人が加盟したと聞いています。これまででは考えられなかったことです」(同)

 フジのアナといえば、17日の「Live News イット!」で、宮司愛海アナウンサー(31)が中居問題に踏み込んで言及したことが話題になったばかりだ。

「この一連の問題の根本、大元、何があったのかをしっかり第三者の目を入れて調べてもらう。そして会社が生まれ変わる1歩にするべきだと感じています。信じてくださっていた視聴者の皆さまに対する、あるべき姿勢だと思います」(宮地アナの発言)

 20日の「めざまし8」では小室瑛莉子アナウンサー、酒主義久アナウンサーも続いた。22人とも声を詰まらせていた。

「もし会社に悪いところがあって、その膿を出し切らない限り、報道機関として、番組で伝える立場として、自信を持って伝えることができなくなってしまいますし。報道機関としての在り方をしっかり考えたいと思いますし、自分もできることはしっかり対応していきたい」(小室アナ)

「13年働いてきて1度も辞めたいって思ったことないですし、大好きな会社で先輩も後輩も含めて、大好きな仲間がいろいろ苦しんでいる姿っていうのを…。見てきたので…。好きな会社をもっとよくするためにも、調査であったりとか、説明も今後しっかりしてほしいというのが今の思いです」(酒主アナ)

 会社の未曾有のピンチを受け、社員たちの意識が徐々に変わりつつあるのである。組合メールは下記のように結んである。

〈もしも会社に対して抗議したいことや、訴えたいことがある方がいて、組合が役に立てるのであれば是非、ご連絡ください。現在の状況の中で会社が、組合の求めに対応しないことは考えられないですし、この点でも組合組織が大きくなっていくことは意味があると考えます」

〈フジテレビが社会からの信頼を回復し、社員一人一人が安心して働ける環境を目指すことに反対する社員はいないと信じています。皆様のお力を是非お貸しください〉

【関連記事】「不遜な性格、宅飲み好き…テレビ関係者が明かす「中居正広」本当の評判、強気コメントの裏側」では、中居の知られざる裏の顔について詳報している。

デイリー新潮編集部

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