「中居正広」退場で仕事が増えそうな「大物タレント」 着々とレギュラーを増やす“芸歴30年”のコメンテーターとは?
女性スキャンダル報道の訴訟を取り下げた松本人志(61)はいまだ復帰がままならず、同じく中居正広(52)は謝罪したもののレギュラー番組の放送が休止されたままだ。大物MC2人の椅子が空いたテレビ業界は今、新たなMCに目を付けているという。
***
【写真をみる】「なるほど盲点だったわ…」新MC候補の“芸歴30年”コメンテーターとは? その他新MC候補たちと見比べてみた
民放プロデューサーは言う。
「松本さんと中居さんがいなくなって、新しいMC、つまり、番組の新しい顔を見つけようという流れが強まっています。求めている条件は、MCが上手い、面白い、人気がある、視聴率が計算できる、番組の顔になる、番組のタイトルにしたときにインパクトがあるなどです。といっても、これまで通り、人気と実力、一緒に番組をやりたいという業界内での推しの強さが優先されるでしょう」
不祥事を起こさない人、といった条件はないのだろうか。
「いわゆる“身体検査”をしたりですとか、MCとしての資質が問われたりするようなことはあまりないでしょうね」
それで大丈夫?
「MCに起用されるような人は、それなりの年月を芸能界という荒波で揉まれてきた人ですから、本人もわかっているはずです。それぞれの自覚に任せるしかありません」
新たなMC候補は誰だろうか。
「お笑い芸人なら、ニューヨーク(嶋佐和也、屋敷裕政)、見取り図(盛山晋太郎、リリー)、霜降り明星(せいや、粗品)、さらば青春の光(森田哲矢、東ブクロ)、マヂカルラブリー(野田クリスタル、村上)、ウエストランドの井口浩之、令和ロマン(高比良くるま、松井ケムリ)といったところですかね」
昨年、打ち切られた「ジョンソン」(TBS)のメンバーと「M-1グランプリ」の王者といったところか。なんだか目新しさがないような……。芸人以外では?
再ブレイクの男
「芸人以外で注目されているのは長嶋一茂さん(58)です。言わずとしれたミスターこと長嶋茂雄さんの長男で、1996年にプロ野球を引退して以来、約30年の芸能活動歴を誇ります。自宅の壁に“バカ息子”と落書きされたこともある世間知らずのお坊ちゃんで、一般人とは異なる感性を持っていると思われていたところに、等身大のストレートなコメントが視聴者目線だったりする意外性がギャップとなってウケています。2018年頃からコメンテーターとしての出演が増え始め、再ブレイクと言われました。忖度なしの鋭いコメントや歯切れのいい物言い、独特の切り口なども、コメンテーター陣の中でいいバランスになっています」
テレビ朝日の「羽鳥慎一モーニングショー」の金曜コメンテーターをはじめ、「ザワつく!金曜日」、「出川一茂ホラン☆フシギの会」など、着々とレギュラーを増やしている。中でも「ザワつく」は、テレ朝の大晦日を背負って立つ番組となった。もっとも、どの番組も一茂がMCではない。
「昨年12月から日本テレビで『一茂×かまいたち ゲンバ』という新番組が始まりました。一応、一茂さんとかまいたち(山内健司、濱家隆一)がMCという形を取っていますが、ロケ番組なのでMC感はありませんし、他のロケ企画との差別化もあまりできていないように思います。ただし、かまいたち・山内の一茂さんに対する“対立キャラ”、両者のイジり合いなどで、一茂さんのバラエティでの面白さが出ていると思います。かまいたちとのコンビネーションは他の芸人たちよりもハマっているように思いますが、やはり『ザワつく』の石原良純さん、高嶋ちさ子さんらには及びませんね」
[1/2ページ]