「“不思議ちゃん”でメンタルが強い」 林田理沙アナがライバルに勝って正月特番司会を勝ち取った舞台裏

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“不思議ちゃん”

 2018年に「ブラタモリ」のアシスタントでブレイクした林田アナは、その後「ニュース7」「ニュースウオッチ9」と報道の花形番組を渡り歩き、押しも押されもせぬエース候補に。それが23年、暗転する。5月放送の「ニュースウオッチ9」が、ワクチン接種後に亡くなったと訴える遺族を、コロナ感染で亡くなった遺族であるかのように取り上げ、後にBPOから「放送倫理違反があった」と意見書を出される問題に発展したのだった。

「この影響で林田アナは番組を降板、昨年4月から『サタデーウオッチ9』に移ります。一概に左遷とはいえませんが、報道のド真ん中から後退したのは事実です」

 とは、さるNHK関係者。 

 さらに昨年、自宅に帰らずネットカフェで寝泊まりしていたことを離婚の事実とともに報じられ、一時は体調も危ぶまれた。この点、

「“不思議ちゃん”キャラで知られる彼女はメンタルが強く、いまではすっかり持ち直しています」(同)

「赤木アナは面白いはずがない」

 そんな林田アナが活路を見いだしたのが、元日の「ウィーン・フィル」への返り咲きだったというのだ。

「彼女は東京藝大の音楽学部を出ている才媛で、その方面には親和性が高い。『ブラタモリ』での活躍もあり、もともと局内の“音芸(音楽・芸能)”サイドからは高く評価されていました。今回、林田アナを起用したい制作現場からの潜在的なニーズが顕在化したということでしょう。もっとも、同年代で音楽キャラがかぶる赤木アナは面白いはずがありませんが……」(前出の関係者)

 生き馬の目を抜く世界にあって、ライバル同士の「一年の計」はいかに――。

週刊新潮 2025年1月16日号掲載

特集「『みなさまのNHK』に3つの異変」より

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