なぜ下着姿をSNSに載せたのか…消せと言われて「無理です」 高校退学のちーまき(19)が騒動を振り返る

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そして退学へ…

 写真を投稿した2日後、ちーまきは生徒指導の教師に呼び出される。

「呼び出されるとすごい剣幕で怒っていて。『別の生徒の親から苦情が入った』と言われました。事情聴取の時にその投稿を消してと言われたんです。でも炎上する前に企業側からインサイトを見るから消さないでと言われていたので『企業側との約束があるからそれは無理です』と言ったんですけど、あとで『消せって言ったのに消してない』とも言われました」

 教師に「きょうは帰っていい」と言われたが、それから2時間後、母と車に乗っていると、母の元に学校から電話がかかってきた。学校に来てほしいという連絡だった。ただその日は用事があったこともあり、母は翌日に学校へ向かう旨を伝えた。そして翌日、学校から戻ってきた母の手には退学届があった。

 ちーまきはそれまで停学になったことすらなかったが、高校はもともとアルバイト禁止だったこと、さらに下着の写真が公序良俗に反すること、この2つを理由に停学を飛ばし、一気に退学となった。退学は修学旅行の3日前だった。

 この時の心境について、ちーまきはインスタグラムのストーリーに「案件したら停学吹っ飛ばして退学になったので、通信になります 就学旅行今週だったのに残念です笑笑」と投稿した。

 思いも寄らない退学劇に見舞われたちーまきだったが、騒動はむしろそこからだった。

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 SNSの人気者から一転、思わぬ悲劇に直面することになったちーまき。【下着姿をネットにアップし一発退学…“悲劇のヒロイン”ちーまき(19)の現在「お父さんから信用されていない…」】では、その後のてん末と、先日決まったという大学入学をふくめた現在について語ってくれた。

徳重龍徳(とくしげ・たつのり)
ライター。グラビア評論家。大学卒業後、東京スポーツ新聞社に入社。記者として年間100日以上グラビアアイドルを取材。2016年にウェブメディアに移籍し、著名人のインタビューを担当した。その後、テレビ局のオウンドメディア編集長を経て、現在はフリーライターとして雑誌、ウェブで記事を執筆している。2025年1月24日には日本初のグラビアガイドブック「一度は見たい! アイドル&グラビア名作写真集ガイド」(玄光社)が発売される。 X:@tatsunoritoku

デイリー新潮編集部

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