なぜ下着姿をSNSに載せたのか…消せと言われて「無理です」 高校退学のちーまき(19)が騒動を振り返る
校則が厳しい学校…呼び出され「パパ活だろ」
通っていた福井の高校は、校則の厳しい学校だった。
「特に通っていた高校の生徒指導の先生がすごくて。通学の電車の中に入ってきて、生徒の行動を監視していたり。その先生が私のインスタのストーリーを全部スクショして、A4サイズにプリントして、ファイルに入れて保管してたんです」
ある時、SNSに家族で温泉に行った旅行の際の写真をアップすると、生徒指導の教師に呼び出された。
「行くと3~4人の先生が集まっていて、温泉旅行の写真を見せて『パパ活だろ』って怒られて、お母さんも呼び出されました。誕生日に毎年家族でご飯に行っていて、その写真もあげていたんですけど、生徒指導の先生がその写真を見せながら『知ってますか?この子、こんなご飯を食べてるんですよ』と言ってきたんですけど、お母さんは『同席してました』って(笑)」
ただ不思議なことに、ちーまきのSNSのフォロワーが増えるきっかけとなった水着の投稿は問題視はされていなかったという。
「別にSNSをやめろとは言われてなかったですし、水着の投稿も怒られなかったんですけど、ハロウィンでコスプレしている写真をあげたら見つかって『コスプレ禁止』って怒られました」
なぜ“下着案件”を?
そして高校2年生だった2023年2月、ちーまきは後に退学のきっかけとなるナイトブラを着けた写真をインスタグラムに投稿する。そもそも企業からのPR案件を断っていたというちーまきは、なぜこの案件については受けたのだろうか。
「単純に欲しかったんです。実はその時もらったやつは今も使ってます(笑)。もともとSNSのフォロワーの女の人に『寝る時に何を使ってますか?』と、私がしている前提で質問されることが多くて。『そんなに良いのかな?』と欲しいなと考えていたときに、ちょうどPR案件がきて。何も考えずにやっちゃいました」
インスタグラムにアップした写真は、ナイトブラをつけ、鏡越しにスマホで自身を撮影したものだ。SNSではよく見られる構図だが、未成年がやっていることを考えると問題視する声が上がってもおかしくはない写真ではある。この投稿について、家族は知っていたという。
「お母さんは『あっ、そうなんだ』くらいだったんですけど、お姉ちゃんからは『キモっ』とは言われました。私自身は『まあ下着も水着と一緒でしょ』くらいに軽く考えていました」
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