紅白の司会、有吉の“後釜”に急浮上する意外な「お笑い芸人」の名前 「ファミリーヒストリー」出演で好感度アップ
不審行動に「私物化」の指摘
「それは昨年12月30日深夜に放送されたTBS系バラエティー番組『クイズ☆正解は一年後 2024』のことです。1年寝かせた映像を見ながら生放送で答え合わせするという内容です。有吉が人差し指を掲げる『1年後ポーズ』を紅白本番中に披露したらポイントが進呈されるため、2023年の紅白では2回、24年も3回密かにポーズを繰り出していました。NHKは紅白の視聴率アップにシャカリキなのであえて容認していた可能性もありますが、視聴者からは『不謹慎だ』『公共の電波の私物化』などの指摘が噴出してしまいました」(NHK関係者)
こうした不審行動も、有吉降板説に拍車をかけている。それだけに次回の司会陣に注目が集まっているのだ。評価の高い橋本は3年連続となったため次回は卒業の見込み。その穴を埋めるためには相当な司会巧者の起用が必要だろう。
「有吉サイドへの司会オファーは3年連続が条件という情報もありますが、視聴率の結果からすれば難しいでしょう。有吉の後任としてはお笑いコンビのサンドウィッチマン、大泉洋や内村光良の再登板などが取りざたされていますが、ここに来て急浮上しているのが南海キャンディーズの山里亮太です。
関西大学文学部教育学科卒業の山里は奇抜な言語感覚による独自の“ツッコミ芸"で知られていますが、関西テレビ系『土曜はナニする!?』、TBS系『東大王』、日本テレビ系『DayDay.』などの司会に次々と抜擢されています。昨年8月に放送されたNHKの音楽番組『MUSIC EXPO2024』でも、山里はピンで司会を務めNHKホールを大いに盛り上げました。今から思えばまるで紅白のリハーサルのようでしたよ」(テレビ誌ライター)
山里は「山里亮太の140」と題したライブ公演を全国で展開しており、観客と直に触れ合うことで弁舌にさらに磨きをかけている。このため有吉とは違い、生放送でのトークの瞬発力は抜群だ。妻で女優の蒼井優も、2023年後期放送のNHK朝ドラ「ブギウギ」で、長女出産後、初ドラマ出演を飾るなどお茶の間の好感度は高い。
「山里の紅白初司会を期待させたのが1月7日放送のNHKの看板番組『ファミリーヒストリー』への出演です。山里家のルーツを探り、お笑い芸人気質が母方の祖母から受け継がれたことなどが紹介されました。特に印象深かったのが、司会者としての山里の才能を強調していた場面。努力家であることや妻の蒼井優との結婚会見も挿入されるなど、山里の好人物ぶりがクローズアップされていました」(前出のテレビ誌ライター)
紅白初司会への条件は整いつつある。まったく売れない下積み時代を経験した山里。異例の大出世となるか――。
[2/2ページ]